トイガンの種類
トイガンの歴史は1962年(昭和37年)に東京都台東区上野のアメヤ横丁からスタートしました。
トイガン第1号はワルサーVPⅡモデルの金属製モデルガンでした。
その後の法規制によって「拳銃タイプの黒い金属製モデルガン」は姿を消しましたが、1971年(昭和46年)に、S&Wハイウエイパトロールマン41が「黒色のプラスチックモデルガン」として蘇り、ユーザーの欲求を再び満たすことになります。
一方、プラスチックの弾を発射する現在主流のエアソフトガンは、1982年(昭和57年)にエアコッキング式のKG9がモデルガン並のリアルさを備えて誕生しました。
トイガン業界の詳しい歴史についてはコチラでご覧ください(PDFファイル_1.9MB)
エアソフトガン
圧縮された空気または難燃性のガスの圧力を利用して、プラスチック製の弾(BB弾)を発射する機構をもつ遊戯銃の総称。現在では用いられるBB弾のサイズは直径6mmのものが主流。エアの圧力を得る方法によって「エアコッキングガン」「ガスガン」「電動ガン」に分類されます。
2006年(平成18年)の法規制により、すべてのエアソフトガンにおいてBB弾の発射時の「威力」について上限が定められています。
6mmBB弾を使用する場合、気温が摂氏20度~35度の条件下において0.98ジュールを超える威力を持つ製品の売買および所持が法律で禁じられており、違反は処罰の対象となります。
また、元々はピストル型のモデルガンを規制するために定められた法律によっても制約を受けます。フレーム等の本体主要部分を金属部品で組み上げることで模造けん銃とみなされ、これについても厳しい処罰の対象となります。
2022年現在、所持に免許や登録は不要ですが、トイガン業界の自主規制や都道府県の青少年健全育成条令により、購入に際しては年齢制限があります。
モデルガン
銃器の外観や機構を模した遊戯銃で、エアソフトガンのようにBB弾などの弾の発射機構は備わってません。
専用の火薬を用いる「発火モデル」と火薬を使用せず分解組立や手動操作を楽しむ「観賞用モデル」があります。発火モデルは、カードリッジに装填する火薬によって、本体動作やカートリッジ排莢や火花などのアクションが楽しめます。
銃器を模しているとは言え、けん銃スタイルのモデルガンの「構造」「部品の材料」「色」については法律で規定されており、違反すると厳しい罰則が科されます。
また、報道などにおいて「弾の発射機構のないモデルガン」と「BB弾が発射できるエアソフトガン」が区別されず全て「モデルガン」と表現されることが多々あります。